サウジアラビアを
おすすめする理由
未知の世界へ
扉を開こう

これまで一般の観光客は入国できなかったサウジアラビア。2019年9月に観光ビザを解禁し、観光客の受け入れを開始しました。これまで未知の部分が多かったこの国は今とてもホットな旅行先として、人気が出始めていますが、まだ世界遺産や人気の観光地でも比較的空いていてスムーズに観光できます。
息をのむ美しさ!世界遺産ディルイーヤのツライフ地区

首都リヤドの北西、車で約30分の距離にある街ディルイーヤ。「サウジアラビアの真珠」と呼ばれる王国発祥の地です。見どころは多く、美術館、ラグジュアリーホテルや文化施設などは伝統的なナジュド建築、かつサスティナビリティを取り入れたプロジェクト「ディルイーヤ・ゲート」が進行中。
本場の「サウジコーヒー」を体験しよう

サウジアラビアではコーヒーを「カフワ」といい、「コーヒー」の語源の一つといわれています。シナモンやクローブなどの香辛料と一緒に煮出す地域も。香辛料の香りとコーヒーの風味豊かなマリアージュはエキゾチックで魅力的。コーヒーにデーツを合わせてふるまうのがサウジ流です。
砂漠と夜空に包まれて、大自然を感じる

北西部の砂漠地帯に位置する古代アラビアのオアシス都市「アルウラ」は、古代から現代へと文化が交錯する都市。サウジアラビアで最初に世界遺産に登録された、ヘグラ遺跡をはじめ遺跡が数多く残ります。
そのアルウラ市街から、砂漠の道を車で30分ほどの距離にある、最新のラグジュアリーホテル「ハビタス・アルウラ」。奇岩に囲まれた砂漠に、ヴィラが点在し、夜は感動の美しい星空に包まれます。
世界最大のオアシスで
ハイキング

サウジアラビア東部にあるアハサー・オアシスは、ユネスコ世界遺産に登録される世界最大のオアシス。250万本ものヤシの木が生い茂る世界最大級のデーツ農場があり、新石器時代に人間が居住していた痕跡も発見されています。アル・カラ山に登って、山頂から広大なオアシスを眺めてみませんか? 古くから貿易ルートを行き交う商人やキャラバンの拠点となっていた為、今も大きなスーク(市場)があり、地元産のデーツやローカルフードが味わえます。
かわいい街ジェッダの
旧市街

世界遺産に登録されている8つの門と城壁に囲まれたジェッダの旧市街アル・バラドは、7世紀頃に築かれた地区。細い路地を挟んで、木製の窓飾りがかわいい古い商人の家が立ち並びます。最近では、このような歴史的な建物がカフェやギャラリーとして活用され、スパイスの香りがするスーク(市場)や、伝統的なパンを焼くベーカリーと、過去と現在の混ざり合う魅力を感じます。散策中に必ず通ることになる、鮮やかな色に塗られた門扉も人気の撮影スポットです。
リヤド

人口約700万人の、サウジアラビアの首都リヤド。 サウジアラビアの歴史と近代的な文化が混ざり合いながら、日進月歩で発展を続ける興味深い街です。マスマク宮殿や趣のあるスーク(市場)、近代建築と、面白さはつきません。リヤド最大のアルラジ・グランドモスクは観光客の見学も可能です。リヤド郊外、車で約30分の距離にある世界遺産「ディルイーヤ遺跡」はぜひ訪れたい場所です。
ジェッダ

紅海に面したサウジアラビア第二の都市。メッカやメディナに向かう人々の玄関口として国内外から多くの人々が集まり、開放的で国際色豊かです。世界遺産にも登録されている旧市街、整備された遊歩道からは紅海に沈む美しい夕日が望めます。夜は賑やかなカフェ、国際色豊かなレストランも多く、女性だけの旅でも比較的安心です。ジェッダのランドマーク的存在の「ファハド王の噴水」、タイムスリップしたような気分が味わえる「タイバット博物館」は必見です。
メディナ

メッカに次ぐイスラム第2の聖地「メディナ」。 年間数百万人の巡礼者が訪れます。中心部には、預言者ムハンマドの霊廟である「預言者のモスク」があり、すぐ近くから見られます。かつて多くの巡礼者を乗せた、ヒジャーズ鉄道の駅舎跡が、博物館となっています。また郊外には、メッカやジェッダへ通じるハラマイン高速鉄道の駅があり、ジェッダから高速鉄道で約2時間でアクセスが可能なので、ジェッダからの日帰りも可能です。
アルウラ

巨岩と砂漠が織りなす神秘的な古代アラビアのオアシス都市。紀元前はアラビア半島と地中海とを結ぶ交易地として栄えました。アルウラとその周辺は、数千年にわたるアラビアの歴史をつたえる地域全体が屋外博物館のような場所です。世界遺産ヘグラ遺跡(マダイン・サーレハ)は必見!エレファントロックに代表される自然が作り出した絶景に古代の息吹を感じてください。夜に見る星空は唯一無二です。
アハサー

アハサーは湾岸から内陸に入ってすぐ。250万本以上の青々としたナツメヤシの林で覆われ、緑豊かな砂漠のオアシスの原型ともいえる土地で、ユネスコ世界遺産に登録されています。人類が文明を持って生活を始める以前から豊富な天然水が湧き出る、サウジアラビアで一番のオアシス地帯、アル・カラ山にあるアルナシャブ洞窟は必見です。
サウジアラビアでは、観光客への「アバヤ」の着用義務は撤廃されています。
肩と膝が隠れる服装であれば、普通のデザインの洋服で問題ありません。
但し、体の線が出るような服装、冒涜的な言葉や画像が入った服はモスクや聖地の外でも控えていただく方がベターです。モスクや聖地では女性はアバヤの着用を強く推奨します。
「アバヤ」は日差しを遮り、下に何を着ていても全身を覆い隠すので1枚あると便利です。またお土産にもおすすめです。
日差しが非常に強く、乾燥しています。
ハンドクリームやリップクリームなど乾燥対策グッズを持っていきましょう。日焼け止めクリームや帽子、サングラスなどの紫外線対策ができるグッズも必需品です。
化粧品類のアルコール成分は、飲用のものでなければ今は問題ありません。アルコール消毒液もOKです。
敬虔(けいけん)なイスラム国家のため、サウジアラビアの治安は良いことで知られています。世界各都市の物価・交通・犯罪率などをデータベース化したサイト「NUMBEO」の2023年半ばの犯罪・安全指数が世界で12位にランクインしています。
日本は8位でサウジアラビアよりは高いですが、スイス(15位)、日本人の人気の旅行先の韓国(17位)の順位を考えると比較的安全な国と言えます。
サウジアラビアの公用語はアラビア語ですが、英語は非公式ながら第二言語です。したがってホテルや海外旅行客向けのレストランでは英語も幅広く通じます。
ただし一般の人々やタクシー運転手の中には英語が通じない人もいます。また、すべての道路標識は、アラビア語と英語の2カ国語で表示されています。
サウジアラビアの物価は日本と同じくらいです。アルコールが禁止のサウジアラビアではノンアルコールビールなどの種類が多くありますが、日本で購入するよりも高い傾向です。
タクシーの代金は日本と比べて安く、都市によって違いはありますが、初乗り運賃が約2.5リヤル〜5リヤル(約70円〜140円)で設定されています。
サウジアラビア・リヤル(SAR1=約39円/2023年10月現在)
空港やショッピングセンターに両替所があります。国際クレジットカードやApplePayなどのデジタル決済にも対応しています。全ての商品とサービスには15%の間接税(VAT)がかかります。チップは基本必要ありません。
官庁は平日朝8時頃から15時前後。一般の店は9時から11時30分前後で一旦閉め、午後は16時から営業を始める店が多いです。午後6時から午前2時まで営業するカフェ、最近は24時間営業のカフェや朝6時台から営業しモーニングが食べられるカフェもあります。
電圧は基本的には220V(旧式の場合は127Vのケースもあり)、周波数は60Hz、プラグタイプはA,B,BF,C(BFタイプがほとんど)となっています。マルチプラグがあれば便利です。
wi-fi普及率は日本を上回り、現地でSIMカードの購入も可能です。
イスラム教では「女性はとても大切なもの」とされ、イスラム教徒の女性はヒジャブとアバヤと呼ばれる布で髪や顔、身体のラインを隠します。モスクなどの神聖なエリアに行く際には、観光客であっても念のためヒジャブをまとう必要があります。現地の方からヒジャブをつけて、といったような指摘を受けた場合は、必ずアドバイスに従いましょう。
サウジアラビア人はプライバシーを尊重し、特に女性はその傾向があるため、人物が特定されるような写真は事前に写真を撮っても問題ないか確認するようにしてください。(現地女性を被写体とした写真撮影は控えるようにしてください)
風景やセルフィーを撮るときにうつりこむ場合は基本はOKですが、万が一、現地の方に撮った写真を消してほしいと言われた場合は、必ず素直に応じてください。
なお、政府関連の建物は基本的に撮影がNGです。
一眼レフや大型望遠レンズ付きカメラでの撮影は注意されることがあります。スマートフォンでの撮影は基本的に問題ありません。
アルコールの販売、購入、消費は禁止されています。アルコールの持ち込みも違法となります。
また、豚肉をたべること、豚肉エキスが含まれる食品や化粧品の持ち込みも禁じられています。
旅行に行かれる際は豚肉のエキスが含まれた食べ物やアルコールが含まれたコスメなどを持ち込まないように気を付けてください。
イスラム教は1日5回、聖地メッカの方向を向いて礼拝を行います。30分間の礼拝時間の前後は、店が一時閉店する場合があります。特に金曜日のお昼の祈りが重要な為、金曜日は休みか、16時頃から営業を始めるお店が多いです。
お祈りの時間が近づくと、まず街にはアザーンと呼ばれるお知らせのアナウンスが流れ、人々はモスクに向かいます。その後、コーランが流れると人々はメッカの方向に向いてお祈りをします。
礼拝時間を知るためのアプリ「Muslim Pro」などを入れておくと便利です。
お祈りはイスラム教徒の人々にとって大切な権利です。ドライバーさんやガイドさんにお祈りに行きたいと言われれば、観光の途中であっても快く時間を取ってください。
イスラム暦の第9番目の月の名前で、ムスリム(イスラム教徒)はこの約1か月間、日の出前から日没までの間、断食します。
レストランなども閉店しますが、日没後は深夜まで多くの店が開店し賑わいます。
2024年のラマダンは3月12日~4月11日が予定のようですが、ラマダンの始終日は月の位置によって変動する為、新月の観測の状況によって日にちは異なります。